今回は、「入らない方がいい事務所の特徴」について、書いていこうと思います。
事務所はとにかく怪しいところが多いイメージで、私も初めて芸能界を目指し始めた大学生のころは、とにかく怪しい事務所を警戒していました。
テレビなどでは、事務所とのトラブルなども多く報道されており、入所に際してお金がかかるところも多くあります。
また、入ったはいいものの、実際には仕事が全然なく売れない事務所もあります。
今回は、これまで大手事務所に10年以上所属し、芸能活動をしてきた私が、入らない方がいい事務所の特徴についてお話できればと思います。
入らない方がいい事務所の特徴
まず初めに入らない方がいい事務所の特徴について書いていきます。
入らない方がいい理由として、怪しい・お金がかかる、などのトラブル系と、所属しても全然仕事がない・売れない、などそもそも事務所として機能していない、の2つの観点があります。
それぞれの特徴を中心に説明していきます。
やたらとスカウトしてくる
まず一つ目は、やたらとスカウトしてくる事務所です。
原宿の竹下通りや渋谷のハチ公前などに行くと、いつも熱心にスカウトしている事務所があります。
これは単にスカウトに熱心なのではなく、一生懸命にスカウトしないと誰も入ってこない、人気がない事務所だからです。
私は竹下通りを歩いていて、同じ事務所に一日で3回声をかけられたことがあります。(それぞれ別のスカウトマンです)
私だけではなく、比較的誰にでも積極的に声をかけているのだと思いますが、特に小さい事務所や人気のない事務所はそうしないと所属者が集まりません。
仕方ないと言えば仕方ないのですが、そういったところに所属しても実績がない分仕事が来るとは限らないので、そもそも入ったところであまり意味はないでしょう。
また、そういったところは所属にお金がかかる場合が大半で、怪しい事務所である可能性も高いため、スカウトされたら即答はせず、一度名刺を持ち帰り、家に帰って調べてから検討しましょう。
ただ大半が微妙な事務所です。
所属に高額なお金がかかる
これも上記と似てあるあるですが、上記のようなスカウトしてくる事務所や怪しい事務所はまず間違いなく所属の際にお金がかかります。
相場としては10万~20万円程度で、名目としては、所属の際のプロフィール写真の撮影料や事務手数料等です。
ただ、お金がかかるということ自体は必ずしも不自然なことではなく、事務所としても、宣材写真の撮影やプロフィールの作成などにお金がかかるのは事実です。
大手の事務所であれば、お金を負担する余裕がありますが、小さい事務所ではなかなか難しいでしょう。
なので、本当に入りたい事務所であれば払ってもいいかもしれませんが、その事務所でなくてもいい、程度のところであれば、入らなくてもいいでしょう。
所属している人に売れてる人がいない
これもよくあてはまりますが、売れている人がいない=必ずしも悪い事務所、ではありません。
ただ、売れている人がいない、というのは、実績として売れている人を輩出できていないことに他ならないので、自分が所属したとしても事務所の力を借りて芸能界で成功できるかどうかは怪しいでしょう。
ただ、そういった事務所の方が大手と違って自分に対して手厚くマネジメントしてくれる可能性はあるので、そういったところはメリットになるかもしれません。
反社会的勢力と関わりがある
事務所は昔からヤクザや暴力団といった反社会的勢力と関わっているところや社長自身がそうであるところが多くあります。
今の人が聞くと信じられないかもしれませんが、昔はそれが結構普通でした。
今でもある有名な事務所の中にもそういうところは多くあります。
そういうところに所属してしまうと、お金や契約のことでトラブルになることがよくあります。
最近では事務所の奴隷契約がよく問題として取りだたされるようになりました。
圧力によって所属タレントを売り出すための力はあることは確かですが、売れた後に事務所に安いギャラで使い倒されたり、事務所を移籍すると圧力をかけられ芸能界の仕事が回ってこなくなります。
所属者が男あるいは女しかいない
これは気を付けるべきポイントの一つです。
特に男しかいないところは、社長がゲイである可能性が高くなります(笑)
嘘のようですが本当の話で、私も大学生のころ、色んな事務所に履歴書を送った際、男しかいない事務所の社長から連絡が来て、会いに行くと、マツコ・デラックスみたいな人が出てきました。
後日、そこの事務所に所属していた人と別のオーディションで知り合い実際話を聞くと、やはりそういう関係を持ちかけられたそうです。
最近でもジャニーズ事務所が問題になっていました。
気を付けたほうがいいかもしれません。
社長が変
上記とも関係しますが、社長が変であったり社員(マネージャー)が変な事務所はやめておいた方がいいです。
以前、面接にいった大手事務所(かなり有名な人が多数所属しています)は、マネージャーの態度がすごく横柄で、面接の最中も談笑しておりかなりいい加減な事務所でした。
こういうところに入っても絶対に成功しないだろうし、いずれ衰退していく事務所だなと感じほかの事務所へ所属することを決めましたが、最近案の定事務所の看板俳優たちが次々と移籍していきました。
事務所もやはり人が重要です。
自分が入りたいと思える事務所を選びましょう。
【実体験】おすすめの芸能事務所
私がオーディションなどを受けた中で、特におすすめの芸能事務所について紹介します。
もし芸能事務所を探している場合は、参考にしてみて下さい。
テアトルアカデミー
テアトルアカデミーは、創業から40年続き長く日本の芸能界を引っ張ってきている有名な芸能事務所です。
月間平均出演数も1,500本以上と、業界との太いパイプがタレントの仕事につながっています。
所属タレントは、鈴木福さん(フジテレビ「一休さん」)、谷花音さん(テレビCM「キシリクリスタル」)、脇知弘さん(日本テレビ「ごくせん」熊井輝夫役)、小越勇輝さん(ミュージカル「テニスの王子様」越前リョーマ役)など多数。
参加者はオーディション未経験の人も多いので、非常に受けやすいです。
芸能界を目指すのであれば、こちらも受けてみるべきオーディションの1つだと思います。
AVILLASTAGE(アヴィラステージ)
ここで私が今まで受けてきた芸能事務所のオーディションで一番良かったものを紹介します。
それは、アヴィラステージのオーディションです。
アヴィラステージは小倉優子さん、眞鍋かをりさん、重盛さと美さん、ミラクルひかるさん、クリス松村さんなど幅広く多くのモデルやタレントさんが活躍した大手の芸能事務所です。
私は過去にアヴィラステージのオーディションを受けたことがあります。
アヴィラステージが良かった理由としては、大手芸能事務所でありながら最近新人発掘に力を入れていて、所属できる可能性が高いということです。
芸能界で売れるためには大手の芸能事務所が重要であるというのはこのサイトでも散々お話ししています。
大手の芸能事務所というのは、人気が殺到しほとんどの人が所属できないのが現状です。
また私が過去にオーディションを受けた時は、5人くらいで1グループでオーディションを受ける形でした。
終始和やかな雰囲気で、簡単な自己紹介と特技などがあれば披露するくらいのオーディションでした。
またオーディション会場にクリス松村さんなどもいらっしゃって、色々な芸能界のお話を聞けたりもしました。
オーディション自体初めての人も多く、和やかな雰囲気で未経験でもとてもやりやすかったのを覚えています。
受けるだけでもとてもいい経験になったので、積極的に受けてみることをおすすめします。
キャストパワーネクスト
キャストパワーは、大島さと子さんや遠野なぎこさん、黒田福美さんなど長く芸能界で活躍されている方が多数所属されています。
黒田福美さんは昔、金田一少年の事件簿に出演されていて個人的にとても好きな女優さんでした。
そのキャストパワーでは今、新しく所属する方を積極的に募集しています。
主にこれから芸能界を目指していく方向けのオーディションが多く、オーディション内容も自己PRとそれぞれのオーディションに対応した簡単な課題実技となっており、オーディション未経験の方にもとても参加しやすいものになっています。
年齢層が高く長く芸能界で活躍されている方が多い芸能事務所なので、これから芸能界を目指そうとしている方にはぜひおすすめです。
アデッソクラス
アデッソクラスは、モデルを中心として俳優やタレントなど幅広いタレントが所属する芸能事務所です。
多彩なジャンルの仕事に対応できるよう、女性モデル部門、男性モデル部門、キッズモデル部門、芸能文化部、ミュージシャン/クリエーター等のセクションを有しています。
それぞれの部門には専任のマネージャーが在籍しており、オーディションの段階から一人一人の個性や特技を細かくチェックし、所属者の持ち味を活かせるようにマネージメントを行っています。
現在、積極的に所属者を募集しており様々なオーディションを開催しています。
\ もうすぐ締め切り /
まとめ
今回は入らない方がいい事務所の特徴について紹介しました。
事務所は危ないところも多いです。
また、入るまでがゴールではなく、入った後どのように活動していけるかが大事です。
これらのことに気を付けて、自分にあった事務所を選んでみて下さい。
大手芸能事務所に所属し、俳優やモデルとして活動。
月9ドラマや映画、CM、舞台など出演中。
趣味は音楽鑑賞、筋トレ。